トロログ

トロニーのブログです。

美容室

美容室が死ぬほど苦手です。

 

一度髪を切って二ヶ月も経つと「そろそろ髪切りたいな〜っていうか切らなきゃな〜」ってなるんですよ。前髪が伸びに伸びて、ありとあらゆる角度に跳ねて目に入ったりするし、襟足がまるで元ヤンの子どものように長くなったりしてこのままじゃダメだ!グレちゃう!!って思うんですけど、同時に「いや別にいいじゃん、まだ切らなくて」と億劫がる自分もいるんです。「いいじゃん、グレても」って。いや、億劫がるっていうのは正しくない。この場合もう「駄々をこねる」って感じですね。「ヤダヤダ!!!行きたくない!!!一生髪切らなくてもいいもん!!!」つって。もう水泳教室行きたがらない小学生よりも駄々こねるからね。人の目なんて気にせず、全身全霊で両腕両足を振り回して抗議しちゃうからね。イトマンスイミングスクールの前で。それくらい行きたくないわけです。めちゃくちゃ髪の毛伸ばして、自在に操れるように修行して、最終的に念能力の域まで鍛えあげてハンターハンターに出たい。そう思ってるんで。

 

でも実際そんなのムリじゃないですか。いや、念能力はもう最初に水見式やった時点でもうムリってことはわかってるんですけど、やったことあるんかいって感じなんですけど、現実問題死ぬまでずっと髪切らないなんてムリなわけですよ。まぁそうしたいんなら別に止めないさぁ。腰くらいまで伸ばせば冬とか「マフラー暖け〜笑」って言いながらめちゃくちゃに伸びた髪の毛を首に巻く、みたいな一発ギャグできそうだけど。おもしろいかどうかはまた別の機会に考えるとして、そういう活用もできるだろうけどさぁ(別の機会に考えるまでもなくおもしろくないです)。でも髪の毛がめちゃめちゃ長い男ってめちゃめちゃ気持ち悪いじゃないですか。髪の毛の長さと比例するかの如く気持ち悪くなると思う。ハイキングウォーキングのQちゃんを筆頭にね。ロン毛の男と言えばハイキングウォーキングのQちゃんだからね。

 

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(ちょっと待って…) 

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(存在感すごい)

 

やっぱりこの検索結果を見るにつけても男のロン毛っていうのはそんなに受け入れられていないことがわかるじゃないですか。だってQちゃん以外はほとんど肩にかかるくらいか、それよりすこし長い程度くらいですもん。それより長いと、どんなイケメンでも(うーん…)ってなるってことじゃないですか?Qちゃんなんかはもうほとんど乳首に触るか否か、くらい伸びてましたからね。首を振っている扇風機の前で半裸で待機してて、扇風機が自分の正面を向くたびに風で髪の毛が揺れることを利用して「アッ…!」ってやってそう。あと右下の少年はどういうことなの??????

 

 まぁそういうわけで、どんなに間があいても3ヶ月に一回くらいは必ず髪を切るんですけど、内心はなんなら月イチで髪切りたいんですよ。「いやいやさっきと言ってることぜんぜん違うじゃん前言撤回ってレベルじゃないじゃんえっ多重人格者?東洋のビリー・ミリガン?」ってお思いのことでしょうけれども、さっきのは「髪切りに『行きたくない』」ですからね。僕は美容室に行きたくないんです。髪は切りたいんですよ、本当は。ツンデレなんですよ。口ではキツイこと言ってますけど、内心好きなんですよ。でも素直になれない、的な?好きだけどキライ、キライだけど好き、みたいな?でも生理的にムリ〜!的な?

 


ヒッキー北風「世界にひとつだけの芸」 - YouTube

(サムネイルでもう見えちゃってるので動画は再生しなくていいです)

 

でそんなツンデレな僕ことトロニーなんですけど、いくらなんでも3ヶ月間も髪伸ばしっぱなしでいるのはさすがに我慢できず、ついに今日髪切ってきたんですよ。シャレオツな美容室で。渋谷の。渋谷の・シャレオツな・美容室、略してSSBで。エス・エス・ビーで。

 

いつもならシャンプーの間も髪を切られてる間も鏡で襟足見せられて感想求められてる間も(あれって「あ、いいと思います」以外に何言えばいいの?)終始「殺してくれ」って一時間弱思い続けるだけの美容室なんですけど、まぁ言っても僕も20歳ですよ。未来都市TOKYOで暮らして三年目です。渋谷シティーの近くの大学に通ってるのでもう渋谷がホームタウンと言っても過言ではないでしょう。そろそろでしょう。そろそろ何も気負わずに美容室に行ってもいい頃でしょう。そうでしょうよ。さすがに大学生でこうも緊張してるのはおかしな話ですよ。さすがにヤバいんですよ。それくらい気づいてるんですよ。なんせIQ150くらいあるんで。

 

いつもは美容室の入り口の前で「どうしよう…やっぱ帰ろうかな…でも予約しちゃったしな…」と逡巡しながら三往復くらいしてからやっと入店する僕ですが、今回ばかりはためらうことなくドアをあけまして(なぜなら予約の時間を過ぎていたから)、戰場である美容室に入りました。天下分け目の大合戦がここで始まると思うと震えが止まりません。あまりの緊張に、荷物はロッカーに入れてくださいって言われたにも関わらず、ウォーターサーバの水をごくごく飲むのに忙しくてそれを忘れ、結局担当の美容師さんに呼び出される時間になって慌ててロッカーに向かう始末。こんな大きな隙を見せてしまうとは不覚です。こうなってしまっては向こうに主導権を握らせてしまうことになります。一刻もはやくこちらのペースに引きずり込まなければいけません。

 

美容師の何がイヤかって、彼らが主導権を握りすぎているってことなんですよね。

 

だって、アイツら殺そうと思えばいつだってこっちのこと殺せるじゃないですか。腰に巻いたポーチからハサミを取り出して首筋に突き立てたらそこでゲームオーバーじゃないですか。まぁ生殺与奪の面は置いとくにしても、髪型だって完全に向こうのセンスというか技術に任せっきりになるじゃないですか。最初にヘアカタログかなんかで自分で髪型選んだとしても、実際に切るのはその美容師さんなわけですから。そんなんかなり一方的な関係だと思うんです。

 

ということで今回はこの圧倒的なパワーバランスを崩すべく、こちらの雰囲気に取り込もうと髪切ってもらってるときめちゃくちゃ話しかけたんすよ。すごくないですか?

 

もともと僕は美容師さんと話すのがそんなにキライなわけではないんです。僕はかなり目が悪いのでメガネを外すと美容師さんが置いてくれる雑誌も読めないですし、沈黙の中髪の毛を切ってもらうのも微妙な空気になりますし。かといって美容師さんに話しかけられるのは好きじゃないという。すいませんワガママで。なんというか、主導権握ってる側の余裕を感じるんすよ。王様がヒマつぶしに死刑囚同士戦わせる的な?「ハー髪切るの飽きたわマジで。あれ?よく見たらこれマネキンじゃなくて客じゃん!爆笑〜。話しかけてみっか〜すこしでも退屈な話したら手滑らして恐ろしく短い前髪にするからな」って思ってるんすよアイツらは!!絶対にそう!!!

 

なのでね、そんなこと考えさせるヒマもなく喋りかけてやろうと頑張ってたんですけど、いや〜なんだろう。なんか思ってたのと違った。こっちの得意な舞台に引っ張ってやろうと思ってたのに、気づいたら「ていうか髪乾かすの上手くないすか?いやマジで」とか言ってたからね。なんで媚びてんのよ。「やっぱプロっすね〜!」ってなんなのよ。褒めすぎでしょうよ。ていうかプロなのはそりゃそうよ。「ワックスつけるん上手すぎません??もう毎日ウチにワックスつけに来てくださいよ〜笑」みたいな。いやそれは本当にきてほしい。なぜならワックスいまだに付け方わかんないから。

 

そして「いやいやいや、これじゃダメだ。なんで美容師さん気持よくしてあげてんだおれは。絶対におれは美容師さんに勝つんだ。そう決めたんだ」とだんだん焦り始めた僕はちょっとね、なんかこう、ボケ?笑わせてやろう的な?もう本当に自分なんかがすみません、会話の端々でボケてみたんすよ。美容師さんの「昔の写真と今をよーく見比べたら結構生え際後退してるのを発見してしまった」という話に「あ〜アハ体験的なね」と満点大笑いな例えを提示したり「うわビックリした〜その腰につけてるやつピストル入ってんのかと思いましたよ〜」つって。嘘でしょ?俺ってこんなにつまらないの???

 

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ほら

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似てる

 

まぁ俺がつまらないことはこの際どうでもよくて、いやマジであとで反省会開くけど、大事なのは美容師さんがどういう反応をするかですよ。これでもし笑ってくれたら俺の勝ち、逆に向こう側からカブせてきたり上手いこと返して来たらおれの負けです。おとなしく美容室には一生行かないことにします。一生千円カットでスポーツ刈りにしてもらいます。スポーツしないけどスポーツ刈りにしてもらいます。

 

で、結果。

 

「?」

 

「それってどういう意味ですか?」

 

ンーーーーーーーーーーー!!!!!!!!

 

マジメな人きちゃったーーーーーーーーーーー!!!!!!!!

 

正直そこからの記憶が曖昧です。襟足も納得できないまま無気力に「あ、いいと思います…」って言って気がします。この場合は勝ち負けどうなるんでしょうか。そんなものを超越してしまってる気もします。しばらく自分の人生について深く考えてみたいです。ボケとは何か…美容室とはなにか…そしてどうして美容室においてあるドライヤーはあんなにすぐ乾くのか…

 

これらの謎が解決するまではしばらく美容室には行けそうもありません。それまでは髪を伸ばしっぱなしにしたいと思います。目指せQちゃん!!!!!