トロログ

トロニーのブログ、略してトロログ。

一人で映画みる

「アップグレード」という映画を見ようと思っている。謎の組織に妻を殺され、自身も全身麻痺の重体にされた男が、AIに身体の操作を委ねて復讐のための超人的な力を手に入れるというアクション映画。こんな荒唐無稽な映画、見ないわけがない。

 

ずっと映画は一人で見るものだと思っていた。映画館は大迫力で映画を見れるから好きだ。だが、ただそれだけが理由で素敵なわけではない。暗くて一人になれる。それが大事なのだと、いつも思う*1。だからこそ何度も映画館に行きたくなる。スマートフォンでいつでもどこでもだれかと繋がっていられる。そんな時代に、強制的にすべての接続を断ち切って一人になれるのは、実は映画館ぐらいだったりする。

 

 

さいころからずっとそうだった。両親はフィクションというものに基本的に関心がない。だから彼らと一緒に映画を見たのは本当に幼いころの数回だけで、以降は一人で映画を見るのが当たり前になっていた。車で映画館に送ってくれても、チケットとポップコーンを買ったらもう帰ってしまう。その後成長しても、友人と映画を見に行くこともそんなになく、なぜなら予定をつける前に自分で見たほうがよっぽど早いからなのだが、結局高校卒業まで人と映画を見ることは多分二回だけだったろう。

 

ちなみに一本はデジモンフロンティアキン肉マンクラッシュギアの同時上映のやつ、


東映アニメフェア (2002年夏 )「DIGIMON FRONTIER、KINNIKUMAN NI-SEI、GEKITOU! CRUSH GEAR TURBO」(予告編)

 

もう一本がだいぶ飛んで オズ 始まりの戦い だった気がする。


映画『オズ はじまりの戦い』予告編

 

今思い出したけど、あと何本か見たね。まずドラえもんね。


[のび太のひみつ道具博物館]予告編 第1弾

 

あとAnotherね。しかもこれ、試写会のチケット譲ってもらったんだったね。


映画『Another アナザー』公式サイト Live Action Teaser Trailer 2 Anime PV

 

 

というわけで、計四本でした。なんか割と見てる…?

 

大学入学以降は急に人と映画を見るようになる。というのは多分に東京の映画館の数が関わってくるのかも知れないが、人と遊ぶ際の選択肢に映画が加わるようになった。建築学科に入ってからは、空き教室で勝手に映画を流し、同期とお酒を飲みながら見るなんてこともした。

 

なんだよ、やってんじゃん、という話ではあるが、かといって、「人と映画を見る」という行為に慣れたわけではない。いや、正確に言うと、人と映画を見ることには結構慣れたのだが、「見た映画の感想を共有する」というのが慣れない。下手なのだ。

 

その映画に対する、人それぞれ違うであろう感想を、どういうきっかけで共有すればいいかわからない。どう切り出すのか。そして、もし意見が全然異なったらどうしよう、という気持ちもある。こわいのか。

 

最近はそれを恐れる気持ちがなくなってきた 。自分と違う意見を怖がるよりも、面白がったほうが意味がある、ということに気がついてきた気がする。なにより、自己開示をすることの意味や、自己開示が必ずしも弱みをさらけ出すことではないということを知ったのが大きい。

 

だから今、人と映画を見たい。見たいのだが、今度は人の誘い方がわからない。人を誘う…?今まで親しくしていた、ちょうど誘いやすい友人たちがここ数年で遠くに行ってしまった。いや、比喩とかではなく、進学やら就職やらで物理的に遠くに行ったのだ。そして時間も合わせづらい。みんな暇ではない。難しいものだね。

 

まぁ…アップグレードは一人で見ます…。考察するような映画でもありませんし…。とはいえ、こういう映画を見て持った熱を交換したいという気持ちもかなりあるが…。また別の映画見るときにはだれか誘おうかな。自分から声かけないと楽しいことってやってこないしな。

 


映画『アップグレード』予告編90秒

 

そんな感じで〜す。

*1:これは初めてクラブに行ったときに楽しかった理由でもある。爆音で音楽が流れていて、ほのかに薄暗く、だれもぼくを気にしていない。