おしゃれになりたい。自分自身のコントロールできる範囲を最大化したい。自分について深く知りたい。手の届く範囲内は自分のものとして掌握したい。コントロールできないものをコントロールできないものとして受け入れたい。その上でそれを有効に扱いたい。他者と比べる必要のない、絶対的な自分でありたい。そういう意味で、おしゃれになりたい。
210411 「その日暮らし」の人類学と働く男
「『未来のために現在を犠牲にする』以外の生き方をしている人も世界にはたくさんいるよ」みたいな本を読んでアーになってる
— トロニー (@toroni95) 2021年4月11日
https://t.co/bb6cTLJcaz: 「その日暮らし」の人類学~もう一つの資本主義経済~ (光文社新書) eBook: 小川 さやか: Kindleストアhttps://t.co/Xb9pryQ54p
— トロニー (@toroni95) 2021年4月11日
目標を次々に設定して常に努力を惜しまない姿勢ってカッコいいなとは思うけど 同時にいつまでたっても望みを叶えられない状態が続くことも意味するので 変に気合い入れすぎないように気をつけたいところではある
— トロニー (@toroni95) 2021年4月11日
大学院中退したのはそういう「常に自分を責めてしまう状態」から抜け出すためだったはずなのに 気を抜いたらすぐに「頑張らなきゃ!」と思ってしまうので根は深い
— トロニー (@toroni95) 2021年4月11日
この本を読み始める直前に、星野源の「働く男」を読み終わったのだった。
2度死にかけるほど働いてもまだ働く星野源はかっこよくて、こんな風に生きていけるのも素敵なことだな、と思うが、同時にめちゃくちゃ苦しそうでもある。
会社の研修でいろんな人が「楽しむのが一番大事」ってよく言っていて、「無理しすぎないでね」とか「視野を広く持ったインプットが大事だよ」みたいなことを言いたいんだと思っていたが、「博打の部分があるから、自分の将来に期待しすぎるのも危険だよ」っていう警告も多少含まれていたのかもしれない。含まれていないかもしれないが、まぁ自分の中でそう思っておこう。
それとは別に、星野源的に「常に目標に急かされて生きるのはめちゃくちゃしんどいから、せめて楽しみながら地獄を見てね」ということだったのかもしれない。どれを選ぶにしても決めるのは自分なのだが、いつでも好きな選択肢に手のひら返しできるように、選びすぎないようにしたいと思っている。
210401 入社した
うまくいったことは結局一度もなかったが、なんだかんだ建築設計の課題には時間と労力をかけていたな、と昔のメモ帳をめくって思い出す。引越して1ヶ月が経つが、荷物を詰めたダンボール箱は全然片付けられていない。書類が必要になったので、昨日の深夜に端からダンボールを開けていったのだけど、その途中で学部生時代に使っていたメモ帳が出てきた。
在学期間内でいくつか設計をしたものの、結局どれも同じようなことを考えながらデザインをしていた気がする。異質なボリュームの挿入、偶然を生み出すような回遊。日常の中で、思ってもみないような景色に出会うことが楽しいに決まっている、と思っていた。コンセプトは、見落としがちな物事のアーカイブ(もしくは展示)、というところに落ち着くことが多かった。誰かにとっては無価値かもしれないが、いつか誰かにとって大切な出会いになるかもしれない、みたいなことを思って設計していた。のだと思う。もうあまり覚えていない。
卒業制作についてアンケートを取る、というメモもあった。毎年必ず行われているはずの卒業制作だが、しかし毎年同じように苦しんでいるように見えた。先輩から後輩に脈々と教えが受け継がれているはずなのに、特によくなっていくわけでもないのが納得いかず、全員で知恵を共有、蓄積していけばいいのではないか、と思っていた。これは実際に行って、友人に協力してもらってscrapboxで閲覧できるようにした。実際に何か影響があったかはわからないが、1人くらい「あれ見たおかげでちょっと楽しかったな」と思った人がいたらいいなと思う。
熱心にレクチャーのメモを取っていた。建築家やインテリアデザイナーのレクチャーが学内で行われると、だいたい質疑応答の時間に積極的に手を挙げるようにしていた。レクチャーは録音して、後で学科内で共有したり、一度は文字起こしを試みたこともある。誰かが突き詰めて考えたことは、みんなで分け合う価値があると思っていた。別に必要じゃないという人ばかりだとしても、お節介だとしても、誰かにとって必要かもしれない。そもそも物を作る人、0を1にできる人が好きなだけだったかもしれない*1。
そんなことを思い出しながら、メモ帳をめくった。時には、下手なスケッチや設計のアイデアが書きつけられていて、建築、全然ダメだったよ、ごめんな、と思った。でも、考えていたことはきっと別の場所でもまた考えていくよ、とも思った。今日は入社式だった。
今月よかったもの February&March_2021
毎月、読んだ本や見た映画の中から特別よかったものを記録するシリーズ。2月の更新をすっかり忘れていました。というわけではなく、「更新しなきゃな〜……………」と折に触れては思い出しつつ気力が潰えて何も書けない、みたいな日々を送っていた次第です。そんなわけで、今回は2月と3月分をまとめて更新します。よろしくね。
- 映画
- 2月
- 花束みたいな恋をした
- HiGH&LOW THE WORST
- 3月
- あのこは貴族
- シン・エヴァンゲリオン劇場版:||
- 2月
- 音楽
- 2月
- E-jan / どんぐりず
- Magic / Cuushe
- さよなら!さよなら! / スカート
- 3月
- maybe maybe / 藤原さくら
- Think Good / OMSB
- 2月
- 本
- 漫画
- 3月
- その他
- 2月
- 雑誌スクラップ
- ワンダビジョン
- 適当弾き語り
- 3月
- 蒸し器
- 文旦
- 爪
- 2月
- おわり
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210330 本棚作ってる
引越してからずっと本棚を作ろうと思っていたが、思っているだけで1ヶ月が経ってしまった。毎日ダラダラ生きていられるのも今だけだ。会社員になる前にできることはやっておかないといけない。と、入社3日前(昨日)に思い立って本棚を作ることにした。まだ棚板を置いていないが、だいたいはできたと思う(棚板を置き、本を配置した途端に崩れ落ちる可能性があるが)。
本棚に限らず、家具というものは高ければ高いほど品質が高くなる。当然手が出ない。かといって安いものを買うと、露骨に部屋から浮いてしまいがちで、だったらないほうがマシだ。去年一年間はこの過激な「ないほうがマシだ」を実践していて、壁に寄せて本を積層させていたのだけど、これを続けていると下の方の本を読まなくなるし、なにより心が荒んでくる。積んでいるのが丸見えだと、ノイズが多くて「散らかってるな…」といちいち心の中で舌打ちしてしまうのだ。そう考えると、いい家具が心を豊かにするというブルータスとか&Premium的な言説もかなり納得がいく。家具は部屋の要素を減らす上に、良質なヴォリュームやテクスチャを提供する。
引越したらちゃんとした本棚を作ろう(ちゃんとした本棚を買うにはお金が必要だから自分で作るしかない)、と思っていたので、作ることにしたが、作るにしてもお金が必要なのでウーンという気持ちになり、ウーンという気持ちになると手が動かないのも仕方がない。しばらくはどういう形にしようと悩んでいて、結局ラブリコを使うと決めるまでは箱にしようかどうしようか、なんなら古家具を買おうかなんて考えもあった。古家具を運ぶのがめんどくさそうすぎてやめた。何もその場で持ち帰らなくてもいいが、それはそれとして配送料のことを考えるくらいなら作る。そういうところがある。
ラブリコというのはツーバイフォー材をバネでつっぱらせて柱にするアジャスターなのだけど、それの幅と鉄筋コンクリートの梁の下のスペースの奥行きがちょうど合ったので、じゃあラブリコでいいや、となったのだ。とはいえ、それ以外の選択肢もそんなにない。耐久性、価格、流通的にラブリコを選び、棚板はアルミのレールを付けて、そこに受け材をはめ込むことにした。これはもう普通に知り合いの家の本棚を真似した。真似させてもらってます。恐縮です。
耐荷重とかモーメントとか考えると、こんな本棚作ってられるか!と激昂しそうになるが、DIYなので別に気にしないことにする。「DIYなので別に気にしないことにする」って全然道理が通ってなさすぎるが、おれは完璧主義者(完璧主義者というのは、物事を完璧に仕上げる能力が足りない人のことを指す)なので、むしろそういう心持ちが大事なのだと思う。倒れてもいいじゃない、別に近くで寝るとかでもないし。テレビも置くつもりだけど…。そこそこお金かけてるけど…。でも、「初心者だし、今は形になるだけで合格!」とか「次もっと上手く作れればいいよ〜」みたいな、そういう余裕を持っていれば強くなれると思う。強くなりたいので持つ。そうしたい。
明日棚板を買って、適当に固定して完成にする。早く本を置きたい。終わり。
210329 文旦食べた
最近ブログ書いてないな〜と思ったのでブログを書く。が、特に書くこともない。いや、全然「書くこと」というか、「書きたいこと」はたくさんあるのだけど、全部書くと時間がかかりそうなので、それは今度に残しておく(永遠に書かれることがなさそうでこわい)。今回は「書いたという事実」だけを残すために書くブログなのでサクッと書けることだけを書こう。
最近文旦が好きでよく買っている。近所にフルーツジュースの店があって、自粛期間中はジュースではなく、その素材となる柑橘類を中心とした果物を販売している。ちょっとした贅沢としてちょうどいいので、コンビニでお菓子を買うかわりにみかん一袋とか、いちご1パックとかを帰り道に買うようになった。引越してまだ一月経ってないが、気づいたら「いつもありがとうございます〜」とか言われるようになった。
で、こないだそこで文旦を見つけたのだった。土佐文旦。大きくて薄い黄色の柑橘だ。「文旦ねぇ…」と渋い顔をしたのは文旦そのものが渋いもの、という認識だったからである。苦い柑橘類というのは不思議じゃないですか?なんであんなものをわざわざ食べるんだ、と昔から思っていた。グレープフルーツもはっさくも苦くて食べたいと思わない。ただ、文旦は今が旬らしい、ということは知っていた。それで手にとってみて、めちゃくちゃちょうどいい重さと大きさで、なんだか安心するな…、とか思っていたら店員さんに話しかけられた。
「文旦、皮を剥いたりするのが大変なんで、手遊びが好きな人にはちょうどいいかもしれないですね〜」
全然食べ物として推してるわけじゃない。なのに、絶対買う…となってしまった。実際、文旦は皮が厚いし、房の数も多くて、しかも種がたくさん入っている。普通のみかんって異常なほど食べやすかったんだな〜って感心するほど食べづらい。だが、そこがいい。せっせと食べやすく処理する単純作業が楽しい。家に帰って、パソコンを開いて適当に動画を見ながら文旦を剥いた。きちんと剥いた文旦は苦くはなく、かといって甘すぎず、爽やかでとてもよかった。歯ごたえがしっかりしているのもいい。その後2週間で3回食べた。いい。名前もいい。文旦。線対称だし、この漢字を選ぶっていうセンスがいい。大きさも色もちょうといいし。もうすぐ旬が終わるので、今のうちにたくさん食べておく。
今ブログに書きたいことリスト
・学生生活が終わることについて
・会社に入ることについて
・蒸し器を買って嬉しい
・先月のよかったことまとめ
・今月のよかったことまとめ
・中トロラジオリニューアルについて
・今ほしいもの、やりたいこと
4/1から会社員だ。それまでに、ブログ含めてやりたいこと全部やりたいと思っていたが、全然できなかった。いつもそうなので今更落ち込んだりはしないが、ため息くらいはつく。トホホ。就活していた時期は親の家に居候していて暇だったので、毎日noteに日記を書いていた。久しぶりに読み返してみたら、冗長だけどおもしろい(暇だから1日の全部を書いていた)。また日記を書きたいが、働いている人が記名でそういうの書くのもな〜とも思う。なんだかな〜。人事に怒られたりしないのかな?入る会社のルールをよく知らずに入るのってどうなんだ、と思わないでもないが、三日前に気がつくのは遅すぎる。ブログを書くのは結構好きなので、ダメだとしたらまた別のブログを作ってたまに書くと思う。中学のときに理科の教師に見つかって「消せ」と凄まれたのを思い出した。懐かしい。おわり。