これの続きです。
ホテルの朝食。朝から台北のグルメ楽しんでやる!って鼻息荒くしていたので、ホテルの朝食なんて必要ないはずだったが…。結局、「でもタダだしさ…」という内なるもったいない精神に従い、この日だけは試してみることに。普通に美味しかったです。南港にあって少しアクセスは悪いけど、綺麗で広くていいホテルだったな。
台北駅構内で購入したCOCO都可のタピオカミルクティー。日本にもお店があるし、かなり有名なチェーン店。少し肌寒かったのでホットを注文。ホットめちゃくちゃいいですね…!飲めば飲むほど気持ちが落ち着く最高の温かさ。タピオカもモチモチしていて楽しい食感。にしてもこの量で160円ってすごいな。かなり好きでした。今後のタ(タピオカミルクティーの略です)の基準とします。
スクーターめちゃくちゃ多い。
まずはSIMを買わなくては…!と向かったモバイルショップ。11:30開店ってめちゃくちゃ微妙じゃないか…?ここが開くまで時間を潰すことに。
まだお腹空いてないので食べ歩きはお預け(だからホテルの朝ごはんは食べる必要なかったんですよね 知ってました)。Tは朝から足つぼマッサージへ。ぼくは数日前から足を痛めてて、変に刺激を与えたくなかったので1人で散歩することにした(この散歩のせいでどんどん足が痛くなっていったのだけど)。西門あたりへと向かう。
西門は台北の若者の街らしくて、服屋さんや映画館が立ち並んでいる。なんかおもしろいのないかな〜ってブラブラ歩いてたら公園に着いた。こういうグラフィティも許可されているみたい。4階建てのビルのでっかい壁に描けてめちゃくちゃ気持ちいいだろうな。
こういう小さめの壁もたくさん用意されてた。グラフィティって下書きとかするのかな。上手い。
魔神英雄伝ワタルのグラフィティ!20メートルくらいにわたって、いろんなキャラが描かれてた。こういうリバイバル的なユーモア好き。ただのコピーじゃなくて、独特のアレンジがあっておもしろかったです。近くではジャグリングをする若者たちや、追いかけっ子をする子どもたちがいていい空間でした。
その後Tと合流。無事SIMも買えたので、昼ごはん食べに行く。(さっきも書いたけどモバイルショップは11:30開店の店が多いので、台湾に着いてすぐに空港で買うのが時間のロスなくてオススメです。)牛肉麺のお店へ。城中市場の老牌牛肉拉麵大王。knagさんに教えてもらった店です。改めてありがとうございます!!!!
knag氏の論考
暗くて狭くて人気のない路地を抜けた先にある店。ディープっぽい場所ではあるものの、かなりの人気店みたい。店の前で棒立ちになってオロオロしてたら店員さんにビシバシ促されて席に着き、注文。人気店はどこも注文の仕方が楽でいい。すぐに到着した牛肉麺(小)。牛肉ゴロゴロ入ってるし麺が太いしで食べ応えがあった。スープも優しい味でよかったな〜。
こういう漬物を入れたい放題なのもよいですね。他にも辛い調味料とかが卓上にたくさん並んでいて、カスタマイズし放題。何回でも通えるね。実際、地元の常連客が多そうでした。食べ応えありすぎてここで「台中さぁ…どうしよっか…」「まぁ…別にいいんじゃない…?」「そだね…」となりました。そもそも台北台中を往復しただけでぼくの所持金がなくなってしまうことも判明。行きたかったな…台中…。
お腹いっぱいではあるものの、タは別腹。ShareTeaへ。
間違えて一番高いのを頼んでしまった。めちゃくちゃ高級っぽい茶葉をめちゃくちゃ濃く淹れたやつ。ま〜美味しかったです。そりゃ美味しいでしょ。濃厚。今回の旅行で飲んだ中で一番おいしかったタと言ってよいでしょう。ビジュアルもインスタ映えまっしぐら。ありがたいことです。まぁ一番高いタでもありました。
台北市立美術館へと向かい歩き続ける。なんの変哲もないマンション。くすんだ色味と外階段がいいですね!!右の外階段も、真ん中左の並んだ外階段も、その少し右の外階段もかなりいい。おれは外階段が大好き。
カッコいいレタリング。漢字のレタリングは画数のバランスとかもあって、実際難しいと思うんだけどこれはちょうどいい。西服はスーツのことかな。
本当にどの公衆電話もかわいいんだよな。写真には撮らなかったけど、道中インドネシア料理のお店が並ぶストリートがあったのが印象深い。急に文字と人の服装が変わる、不思議な光景だった。
台北市立美術館に到着。途中で場所がわからなくなって、迷った末にタクシーに乗ったのだけど、まっすぐの道500メートル先だったのでウケた。「歩けば?」って思っただろうな、運転手さん。
入ってすぐのホールから。台湾ビエンナーレ「後自然(Post-Nature)」の最終日でした。台湾のアーティストの作品が一堂に会するっぽかったので見たかったのである。この階段と天井めちゃくちゃ好き。あと「後自然」のレタリング、色も最高すぎる。
1番よかった展示。ある1人の男の、約50年分の日記のコピー。
このLu Ji-Yingって人のもの。統治時代の台湾で農業をしていたらしい。美しく整った字で、その日の天気や出来事、農業の進捗などを記している。日本が統治していた時代は日本語で書いていて、姿勢としても日本に対しては好印象を抱いているようだった。
字も文章もきれい。この8/20の日記はたまらない。印象的なのは、戦後よりも日本統治時代のほうが生き生きとした日記を書いていること。この日記が台湾の美術館で、一つの部屋の半分を使って展示されていることの意味について思いを馳せた(というのもあるけど、単純に人の日記を読むのはめったにないことだし、めちゃくちゃおもしろいので最高)。
そのほか、近くの大学の建築学科の展示があったり、
台北アートアワードもあった。時間があまりなくて、すべては回れなかったのが残念。
写真が逆になっちゃったけど、この展示の仕方めちゃくちゃおもしろかった。美術館の敷地に毎年建ててるパビリオンの今までの振り返り。説明のボードの横にCDのケースが置かれている。中には歌詞カードのような小さな冊子が入っていて、写真やCGが載っている。わざわざCDケースを使う遊び心〜!このCDケースのジャケットがパビリオンのアイコンみたいになるのがおもしろい。サイズを小さく画一にすることで、それぞれ特徴的であらざるを得なくなるというか。いつかパクります。どこで??
自然とセックスする男の映像作品。Tが感動してました。個人的には、作品の長さが55分以上あるというのにウケてしまって…。芸術ってむずいね。
どうなってるんだ!公衆電話がかわいすぎる!!!
美術館を出て、近くの公園で夜の予定を確認した後、永康街へ。
マンゴーのかき氷を食べたいというTのために駅でめちゃくちゃ検索したのだけど、結局有名なお店に行くことに。
すごい量だ。美味しかったです。お餅っぽいやつが最高。
好公道 金雞園へ。oukakreuzさんのブログで見たので…。
スープが別になってる小籠包って正直意味がわからなかったのだけど、美味しかったのでなんの問題もないです。
エビのやつも注文。これも美味しかった〜。
しかし、この店でじゃあ何が一番美味しかったかと聞かれたら、完全にこの青菜のやつですね。台湾旅行、ちょくちょく野菜はさんどかないと結構しんどいです。ぜんぶ合わせても1000円行ってない気がする。すいません、全然覚えてません。とにかく台湾は食べ物が安すぎ。
永康街の奥の方にある豆乳屋さん、二吉軒。Noritakeさんのイラストほか、全体的にデザインがいい感じ。中の機械のハイテク感や、清潔感もいいですね。
ゴマ豆乳を買おうとしたら「これ全然甘くないよ」って言われ、結局はオススメっぽかった小豆の豆乳を買った。このボトルのサイズもいいな〜。スタンドもあるから、ここで豆花とか食べるのもよさそう。お腹がだいぶ膨れていたので、ホテルに持ち帰ることにする。
永康街から少し外れたカフェ、温床nestへ。ここには前から行きたかったのだ。
内観はこんな感じ。学生がレポートをしていたり、観光客の家族がいたりするゆるい雰囲気。家具や内装もオシャレだし、なによりも音楽がよかった。完全にぼくの趣味(ADOYっていう韓国のバンドの曲が流れたのには笑った。ぼくもめちゃくちゃ好きなので)。あと、自由に手にとっていい雑誌のコーナーの品揃えとか、ポスターとかもオシャレでした。ぐぐぐ。
Tとふたり、明日どうする?みたいな話をしていたら(基本的に行き当たりばったりです)、店員さんが差し出してくれた雑誌。これには仰天してしまった。この台湾特集のPOPEYE、ぼくらが台湾に行く2日前とかに出たばっかりのやつなんだよ。読みたいな〜でももう読む時間ないな…と思っていたので嬉しかったな。台湾って日本の雑誌すぐ流通できるんだな。
ホットミルクとレモンケーキを注文した。正直もう何も入らないって状況だったけど、前から行きたかった所だったので無理を押して食べる。美味しかったです。食べようと思えば全然入るもんですね…。
なんで前から行きたかったのかというと、以前台湾に来たときに偶然通りかかったことがあったから。そのときの写真。でも「温床nestって店名めっちゃいいし、このロゴもかわいいし、気になるな〜!」って思っただけで、見ての通りシャッターがおりてて入れなかったのだよな。これてよかったです。店員さんに「POPEYEありがとう。ケーキもいいし音楽もいいし、ここ最高。また台湾きたら寄ります」と伝えて店を出た。日本だとこんなこと言わないけどね。旅行で浮かれてしまったよ。
その後、歩き疲れたので台北駅の周辺で足つぼマッサージをしてもらって(ぼくの足の痛みを疲れが上回った。Tはこの日2回目のマッサージ)、電車でホテルへと戻った。この日はもう大満足でした。続きます。
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