トロログ

トロニーのブログ、略してトロログ。

ヤクルトレディ

たまに大学の近くでヤクルトレディを見かける。自転車に乗ってヤクルトを訪問販売する、いわゆるヤクの売人です。そんなに頻繁ではないが、このエリア担当なのだろう、いつも同じ人だ。髪を団子に括っている、妙齢の女性で、結構背が高い。キャンパス内で見かけるということは、教授かだれかが定期的にヤクルトを購入しているのだろうか。建築学科の建物の駐輪場に自転車が停まっていることも多い。自転車の前輪に大きなバッグを括り付けていて、この中にヤクルトやジョアなどが入っているに違いない。ぼくは結構ヤクルトが好きなので、いつも羨ましいな…一本くれないかな…とか思いながら通り過ぎる。今のところ一度もヤクルトをもらったことはない。当たり前である。

 

夕方、図書館に本を借りに行った。ここは引っ越してしまうまで通っていた図書館で、ぼくはまだそこで本を借りている。なぜかというと、まぁ予約していた本がまだまだ残っているからである。今日来たのも順番がようやく回ってきて借りられるようになったからだ。やっとだ。まだ予約リストには10冊以上の本が残っていて、今まで蓄積された待ち時間に思いを馳せてしまう。そしてこれからも待つのだろう。この待機リストが尽きるまでは近所の図書館に移ることはできない。新しく近所で予約すればいいのだけど…これもコンコルド効果なのか。

 

予約していた分が溜まっていて、一度に5冊も借りてしまった。そんなに借りても、2週間では読み通せないだろう。それは分かっている。でも、仕方ない。結局のところワクワクするから同時にたくさん予約してしまうのだ。「本の山を抱えて図書館を後にする」というのが昔からずっとぼくにとっての幸せだった気がする。小学生のころ、親に市民図書館に連れて行ってもらったときみたいに。これから読む本がたくさん腕の中にある状況。釣り人が海に行ったらこんな気持ちになるのかもしれない。本の重みを感じて図書館を出る。

 

帰り道、ヤクルトレディを見かけた。大学でよく見かける、まさにその人だった。図書館から大通りに出る一本道の、さらにその脇の細い道で自転車に乗っていて、なんだか可笑しい。ヤクルトを大量に積んだ自転車だと狭いだろう。引きつった顔でハンドルを左右し、大変そうだ。そうか、このあたりも担当エリアなのか、おれの知らない場所でもヤクルトを売ってるんだな、とかぼんやり考えつつ駅に向かう。頭の中には別のイメージがあった。遍くヤクルトレディは存在していて、この道で自転車を漕いでいる人の他にも、キャンパス内にも同時に存在しているのではないか?今この瞬間、工学部の建物の前で自転車を停めている最中に違いない。まだいるはずだ。どこかの民家のチャイムを鳴らしたり、道端でおばあちゃんとお喋りしたり、営業所でヤクルトを補充していたりする。この地区に、50人くらい同時に。その中で一人くらい、ぼくにヤクルトを横流ししてくれるレディがいてもいいのに。まぁそんな野良ヤクルトレディをヤクルト本社は許しはしないだろう。ヤクルトレディ狩りを行うに違いない。ヤクルトハンターを街に放ち、ヤクルト包囲網を敷く。手にはヤクルトライフルを持っていて、反抗するものには容赦なく乳酸菌を撃ち込む。危険だ。対抗するには味方を増やすしかない。味方なんてどこにいるんだ?一体どこに…

 

あっ

 

 

「ビフィズス菌はキミの味方」の画像検索結果

 

 

そうだったんだね…ありがとう…ミルミル…