トロログ

トロニーのブログ、略してトロログ。

引越し大成功

引越してから5日ほどが経った。2ヶ月ぶりの一人暮らしで、ラジオを聞く頻度が突然増えた。寒い部屋の中で無音の状態で過ごすのが、こう言うのも恥ずかしいのだけど、非常に寂しい。何でもいいから音がないと落ち着かない。ずっとラジオが好きで聞いているはずだったが、その好きの中には多分の寂しいが含まれていたらしい。寂しいから歌を歌ったり、音楽に合わせて踊ったりして気を紛らす。前の部屋の窓は全面すりガラスだったのだけど、今度の部屋は一般的なフロートガラスだ。だから外が暗闇だと自分の姿がよく映る(大学の食堂前で踊っていたダンサーたちはこれを見ていたのか)。寂しくてダンスしていたら、ふと目に入った窓に映る自分がなかなか上手に踊れていて笑った。

 

父に車を出してもらって、引越しは低予算で遂行された。荷物は軽トラ一台に綺麗に収まり、当然それはひどい勘違いで、未だに親の住む家にはぼくの荷物が残されている。座布団も置いてきてしまった。一度一人暮らしを4年くらいした後、2ヶ月だけ親と暮らしたわけだけど、前回の別れよりよっぽどグッときた。少し泣きそうになる。あの頃に比べて物心がついたということだろう。彼らも老いた。これからもっと老いていく。照れずに両親を抱きしめてから家を出た。大げさだけど愛だもの。

 

部屋には未だに段ボール箱が山積みとなっている。なんせ家具がほとんどないのだからしょうがない。荷解きしてもそれをしまえない。特に困るのは本である。持っていたのを全部後輩にあげてしまったので、手元には一つも本棚がなくなってしまった。本は本棚以外にはしまえないから本棚がないうちは段ボール箱に入れておくしかない。新刊が出たマンガや、折に触れて読み返したい小説など、今読み返したい作品は少なくない。しかし読めはしない。出すのがめんどくさいというのもある。小分けした段ボール箱が壁の半分を占めていて、いっそのことすべて売り払ってしまってもいいような気がするがいいわけがない。いいわけがない。

 

足りないのは本棚だけではないが、いまや全てのものが足りていないので、むしろ足りているものを言ったほうが早い。テレビがある。テーブルがある。マットレスがある。しかし、テレビ台がない。椅子がない。ベッドがない。いったいどういう理屈なのか? ペアの片方がことごとく失われてしまった。犯人は誰なんだ? はい! ぼくです! 全部自分が廃品回収業者に依頼して持っていってもらったのだが、代用品を用意しないままそんな暴挙に出てはいけない。現にぼくは床にへたり込んで困り果てている。座布団がないからお尻がキンキンである。それに、1階だからか底冷えがひどい。冬め。引越しは春に限る!

 

家具は安くない。だから、一気に買い揃えることはできない。少しずつ自分の環境をビルドしていく。今まで暮らしてきた部屋では、その経験をあまりしてこなかった。実家の家具を持ち込んだり、人から譲ってもらったりしていたからだ。だからベッドも机も椅子もテレビ台も本棚も最初からあった。今回はどれもない。捨てた。それをまた一から集め直すことになる。自分自身を仕切り直すような感覚。窓を開けて換気をする。楽しみだ。

 

棚と机(キッチン用)とちょっとした台(風呂場の前)をDIYで作れたらいいな〜と思っている。初挑戦。うまくできるだろうか。椅子はさすがに自分で作れる気がしない。いい椅子を買える場所があったら教えてほしい。ラグもほしい。部屋とキッチン用に二枚あるといいな〜。楽しみ楽しみ。