トロログ

トロニーのブログ、略してトロログ。

今月よかったもの December_2020

12月のよかったもの、映画、音楽、本、その他から3つずつです。よろしくお願いいたします。

 

 

映画

3つずつ選ぶとか言っといて1本しか見てませんでした。Fin...

 

ミセス・ノイズィ

ミセス・ノイズィ (実業之日本社文庫)

 

引っ越した先の隣人がヤバい人でした。 スランプ中の小説家、真紀は子育てをしながらも新作の執筆中。朝まで必死に原稿を書いていると、早朝にも関わらず隣家のベランダから布団を叩く音が。イライラして注意をするも、止める素振りはない様子。その後、6歳の娘を連れて勝手に公園で遊んだり、お地蔵様へのお供え物を持ち去ったりと、どう考えてもヤバいとしか思えない…。そんな日々にしびれを切らして徹底抗戦の構えを取り、隣人との戦いをテーマに小説を書き始めると一躍有名に。だが、その戦いの一部始終がSNSで拡散され始め…。

濃淡の違いはあれど、登場人物全員がヤバくてウケました。みんな余裕がないのが切ない。対話と立体の手触り以外なんも意味ない、と言い切りたい気持ちになりつつ、不確かな空気感や決めつけが決定的なものに思える臆病と傲慢には身に覚えがあります。ヤバいやつら全員が僕自身でもあるわけで…。余裕を身につけるぞ!

 

見たい映画

今月は一作品しか見てないので、見たい映画のリストをもって埋め草とします。

・私をくいとめて

ワンダーウーマン1984

・スパイの妻

・ウルフウォーカー

・燃ゆる女の肖像

・佐々木、イン、マイマイ

 以上です。よろしくお願いいたします。

 

 

音楽 

音楽です。 プレイリスト作るの楽しい。おれ以外だれも聞いとらんが…。みんなも各々のプレイリスト作ってみてね。

 

ジャンキー / 赤い公園


赤い公園「ジャンキー」Music Video

もう聞けないかも、と思ったけど、意を決して聞いてみたらアルバムかなりよかったです。胸に迫る物があって深読みしたくなったりもするのだけど、純粋にテンション高く聞ける曲が多くて好きでした。このジャンキーは一回聞いただけで「傷つけてくれてサンキュー」っていうフレーズが頭から離れなくなる曲でした。とてもカッコいいスタンス。本当に悲しい。

 

電車かもしれない  / 和久寿焼


たま 電車かもしれない

最近近藤聡乃作品にふれることが急に増えて、それでこの映像も初めて見たのです。アニメーションの小気味よさと奇妙さ以上に、曲のメロディと歌詞が衝撃的でした。たまっぽいな〜って思ったらたまの人やんけ。今知ったんやが!?倉橋ヨエコの夜な夜な夜なとか、ロロの「四角い2つのさみしい窓」劇中曲みたいな、言ったら↑の赤い公園ジャンキーもそうだけど、歯を食いしばるような強い曲だと思って泣きそうになりながら聞いています。

 

スタンドアップ! シスター / YUKI 


YUKI/スタンドアップ!シスター

友人に「歌詞泣いちゃう」って教えてもらった曲。

立ち上がれ 私がついてるわ
笑えないのは 雨のせいじゃないわ
生き残れ 遊びを続けよう
美しいのは 流す涙

個人的にはここ泣けた。タフな世界で自分を通すために応援してくれているような気がしてくる。欲ばりに頑張っていきましょう。

 

 

読んだ本 

読みたいと思ったら即買うようにしたら積ん読本が急激に増えてきました。別に希少本とか古本とかでもないし、読める時に買えばいいじゃん、っていうのは本当にそうなんだけどな…。関心と気合の固定化のために買ってるのかもしれない。

 

あしながおじさん / ジーン・ウェブスター

え〜めちゃくちゃよかった…。正体不明の「あしながおじさん」からの資金援助によって大学に通うことになった孤児ジュディの物語。ジュディからあしながおじさんへの報告の手紙という形式で進行していくんだけど、文面の瑞々しさがよかったです。家族も友人もおらず、どこかに出かけることもなかったし、ちゃんとした教育を受けたこともない。そんな中で過ごす大学の日々がどれだけジュディにとって幸せなものだったのか。それが素直な手紙に表れてました。孤児である自分と周りの決定的な断絶に気がつきつつも、次第にそんな自分にしかできないことを見つけていくという成長もグッと来ました。あしながおじさんの正体はバレバレだったし、この人大丈夫か…?って感じなんですけど、最後の一文がめちゃくちゃよかったので無問題に。ジュディお幸せに…。

あしながおじさん(新潮文庫)
 

 

  

くそつまらない未来を変えられるかもしれない投資の話 / ヤマザキOKコンピュータ

自分のお金の使い方1つで世界をよくすることができるかもしれない、という話。ここで言う投資っていうのは株式とか、まぁそれも含むんだけど、そういうものに限らない。野菜や服を買うのだって投資だし、コーヒーを飲むのだって投資。消費活動の一つ一つが、国会議員選挙の投票みたいなものだと思って生活すれば、もっと未来はよくなるのではないか?少し立ち読みして、考え方が似ているなと思ったから購入した。売上が少しでも上がり、売れると判断した各書店が陳列を増やしたら、同じ考えの人がもっと増えるかもしれない。遠大かもしれないけど、少しずつでも変えていける方を、希望のある方を選びたいですね。

 

  

鬱屈精神科医、占いにすがる / 春日武彦

冒頭からネガティブかつ赤裸々に始まる。途中、占いと精神医学の比較分析や占い体験のレポートもしながらも、終始自分語りが続く。なぜ自分はこんなに鬱屈としているのか?精神科医としても、物書きとしても、まぁまぁの実績を残してきた。なのにどうしていつも中途半端な、何も成し遂げていないような気がするのか。贅沢だなぁ、と思わないでもないし、60過ぎたらこう思うものなのかもな、と一般化してしまいたくなる。けど、占いにすがりついてまで救いを求める筆者の姿勢はみっともないからこそ共感できるし、鬱屈と占いと精神医学の分析のために俎上に載せられる筆者のエピソードは切実で、しっとりとノスタルジックな手触りもあって、なんだか読めてしまう。変な本だな〜と思いながらもおもしろく読めた。

鬱屈精神科医、占いにすがる

鬱屈精神科医、占いにすがる

 

 

 

その他

漫画ってどこに書けばいいの?本?その他?

 

children of morta

ランダムで生成されるダンジョンを探索していくアクションゲーム。成長要素が多くて、やればやるほど引き込まれる。使用可能キャラクターが多いのも楽しい。7人のキャラクターはお互いの成長がお互いのためになるから、使いやすい特定キャラだけでなく、みんなを満遍なく育てたくなるのがよかった。副題の通り、家族の物語でもある。そこそこヘビーなストーリーがダンジョンの進行度合いに連携して進み、常に目的を見失うことなくプレイできた。あとグラフィックもめちゃくちゃよかったな。ドット絵がぬるぬる動いて、ちょっとした表情の変化も些細な動きなのに伝わってくる。ロビー画面の一人ひとりの様子も見ていたくなるゲームでした。

 

チルドレン・オブ・モルタ~家族の絆の物語~ - Switch

チルドレン・オブ・モルタ~家族の絆の物語~ - Switch

  • 発売日: 2020/12/17
  • メディア: Video Game
 

 

 

石岡瑛子の展示

東京都現代美術館の「石岡瑛子 血が、汗が、涙がデザインできるか」とギンザ・グラフィック・ギャラリーの「石岡瑛子 グラフィックデザインはサバイブできるか」どっちもよかったです。前者が石岡瑛子の仕事の総覧、後者が特に彼女の言葉と平面作品を特集した展示、って感じ。超カッコよかった。

石岡瑛子のことはあまり知らなかったけど、広告写真の色校正での手書きのコメントを見て一瞬で凄さが理解できた。完成形、理想形が鮮明に頭の中にあり、そのために一切の妥協を許さない。また、その仕事が世の中に大きな影響を及ぼすことを目指しているし、そうなることを理解してもいる。全ての作品が鮮やかでエネルギッシュで、かつエゴイスティックだった。世間と呼ばれるものへの解像度も、自分自身のエゴや野望への解像度も高いし、それを実現するためのエネルギーと技量も生涯空費することなく高め続けていたのだなと思った。超人だな〜。東京都現代美術館の展示、映画やオペラなどのゲームペルソナに出てきそうなデザインの衣装(絶対に影響受けてるよな〜)が続いた後の、最後の部屋に置いてあるあの絵本…。あれで締めくくるのズルすぎて笑った。

 

TIMELESS 石岡瑛子とその時代

TIMELESS 石岡瑛子とその時代

  • 作者:河尻 亨一
  • 発売日: 2020/11/20
  • メディア: 単行本
 

 

 

レタスクラブ

レタスクラブの頼もしさすごすぎる。食事に対する期待も重圧もめんどくささも全て受け止めてくれる懐の深さ…。それを高いクオリティー、大量のボリュームで届けつつ、値段は500円に抑えるというのもすごいし、そのためにめちゃくちゃ広告つけながらコンテンツとして耐えるクオリティを保っているのも強かでカッコいい。1ヶ月の献立と買い物リストが決められた「1カ月分の献立カレンダーBOOK」めちゃくちゃ便利です。野菜中心だし手間もかからないし。みなさんもぜひ…。

レタスクラブ 2021年1月号 [雑誌]

レタスクラブ 2021年1月号 [雑誌]

  • 発売日: 2020/12/25
  • メディア: Kindle
 

 

 

 

おしまい

こんな感じでした。いくらなんでも部屋が寒すぎたな。来年は冬でも部屋で気持ちよく過ごせるような部屋に引っ越したいです。おわり。