2020年いろいろあったけどなんだかんだ楽しかったです。振り返ろっと。
去年の↓
映画
コロナの影響すごかったね。新作がどんどん公開延期していくのが悲しかったです。
新作
ジョジョラビット
とても楽しくて、そして残酷だったけど、それでも希望を持つために踊る。2020年で一番記憶に残っています。お母さんも大尉も大尉の部下もヨーキーもジョジョもみんなよかったな。
ブックスマート
どこかで彼らが今も幸せに生きているような気がする。
パラサイト(2019年末公開だけど)
多面的な見方に耐えるだけの、しっかりとした作りに圧倒される。
フォードVSフェラーリ
本物の仕事人を描いた映画だった。硬派で偏屈だけど子供みたいな純粋さ。
羅小黒戦記
小黒がかわいい。世界観にワクワクする。ただ、妖精≒少数民族 っていうのは後になって気づいて不覚…と思った。内モンゴル自治区のモンゴル語教育の問題も今年でしたが、現実の中国には妖精が信頼できる「館」なんてないんだよな。フーシーのようになるわけにもいかないが、かといって館の妖精たちのように身を寄せることもできない。小黒のように、いろんなものを見聞きして自分で決めるしかない。
旧作、配信作品
THE WITCH 魔女
追手のチェ・ウシクとチョン・ダウンがキャラ立っててよかったな〜!噛ませ犬かと思ってたパク・ヒスンも渋くてよかったです。キャラクターもアクションも粒立っていてずっと楽しく見れました。続編どうなるんだろ。
オールドガード
不死身アクション映画!不死の孤独の中で分かり合える数少ない仲間たちのやり取りやコンビネーションも楽しかったけど、何よりシャーリーズ・セロンのかっこよさが際立ってたわね…。後悔と責任感を抱えながら、絶対に負けることがないという自信を携えた風格。
オーシャンズ8
アン・ハサウェイのあの感じめちゃくちゃよくなかったですか?他のキャラクターたちの個性とその見せ方もよかったし、何よりも「やりたいからやる、やれるからやる」という軽やかさがカッコよかったです。
ハッピー・デス・デイ
嫌なギャルだった主人公が、その嫌なギャルのまま運命に抗っていく感じ…最高!
見えない目撃者
しっかり作られている、しっかり怖くてしっかりおもしろい映画だった。
ドラマ・アニメ
セックスエデュケーション
全員が俺だったような気がしてくる。中でもオーティスは俺すぎるので一回ビンタしたい。してもいいですか?どう考えてもいいですよね?
ストリートグルメを求めて(ラテンアメリカ)
アジア編もよかったけど、ラテンアメリカもおもしろかったな。店主たちのバイタリティと工夫と背負っているものの重さ…本当に圧倒される。
かぐや様は告らせたい
おもろかった〜。ギャグの面白さとテンポのよさがたまらない。「隠したいこと」がキャラクターの魅力や物語の推進力になるって学んだ。
音楽
相変わらず毎月よく聞いていた曲をプレイリストにまとめてました!楽しかったです。2021年はもっと曲順のつなげ方を工夫したり、自分ならではの掘り方などできるといいな。
配信ライブとかあったけど、あんまり乗れなかったな。自分ちの音楽再生環境がしょぼすぎるからかもしれない。
アルバム
Passport & Garçon / Moment Joon
みんなが見ないふりをしてきたものに露骨に光を当てる。日本のヒップホップ。
4 / TOKYO HEALTH CLUB
塩塚モエカとの一曲がとにかくよかったです。個人の抱く感傷の卑近さと切実さもまたヒップホップだよな〜。
ファルセット / RYUTist
客演の豪華さ!それに完璧の応えてみせたRYUTistの凄さ。カッコよかったです。
BUBBA / KAYTRANADA
どの曲もある種の軽さというか、あっさりとした感じがある。簡単に作られているというわけではなくて、しっかり印象には残るんだけどしつこくなくて、何度聞いてもフレッシュでかっこいい。
JMSN / JMSN
浮遊感がありつつリッチな音。イヤホンじゃなくて、でっかいオーディオで聞きたい。
Women In Music Pt.III / HAIM
かっこいい三姉妹。迷いのなさ、ブレなさ。
Anyways / 環ROY
トラックに至るまで自分で作ったアルバム。研磨されてなめらかに伝わってくる感じ。
THE PARK / 赤い公園
カッコよかった。
曲
HIP / MAMAMOO
憧れる。
Garden Jam / Parmot
2020年で一番聞いた曲らしい。体が揺れて楽しい。
Say So / Rainych
【Rainych】 SAY SO - Doja Cat | Japanese Version (cover)
これ初めて聞いた時の衝撃ったらなかった。
本
去年の記事で「かつてないほど本を読めた年だったな」って言ってたけど、今年はその1.3倍くらい読んでたらしいです。就活があったというのもある。去年以上にヒマになったというのもある。楽しかったです。来年はもっと楽しくなるよねハム太郎。
本
お嬢さん放浪記 / 犬養道子
初めて訪れたアメリカで、一日一本しかない電車を逃した時の一文が忘れられない。
「一体どうしたらよいだろうー私はさし当り少し散歩をすることにきめた」
モモ / ミヒャエル・エンデ
就活シーズンに読むべきでなかった。モモを読んだときに感じたことをいつまでも忘れないといいのだが…。
最高の任務、ミックエイヴォリーのアンダーパンツ、旅する練習/ 乗代雄介
乗代雄介、最初の持ち味を失わずに読みやすくなってる。高い次元でバランスを取ろうとしていて、だから芥川賞の候補になってるんだろうな。取ってほしい〜!
思いわずらうことなく愉しく生きよ / 江國香織
2020年読んだ中で一番怖かった恋愛小説。
三体 / 劉慈欣
おもろかった!!!!!!!!!!!!!
なんらかの事情 / 岸本佐知子
岸本佐知子のエッセイのてらいのない奇妙さ、すっとぼけは天性なんだろうな〜。すごい。
あの本は読まれているか / ラーラ・プレスコット
複雑なプロットなのに、楽しくスッと頭に入る。その完成度の高さ。磨き上げられて玉みたいになってるイメージ。
鬼麿斬人剣 / 隆慶一郎
爽快なおもしろさ!そしてプロフェッショナルだけが到達できる至高の領域、というテーマ。
プレーンソング / 保坂和志
この淡々とした、何も起こらない会話劇がただただ心地良い。
パチンコ / ミン・ジン・リー
それを選ばざるを得なかった一族の物語。読んでて苦しい場面も多かったけど一気読みしてしまった。GOもストリートグルメを求めても見方が変わったな…。
漫画
チェンソーマン / 藤本タツキ
毎週チェンソーマンの展開に引っ張り回されていた。とても楽しかったです。完結めでたい、そして第二部連載決定ありがとうございます。
往生際の意味を知れ! / 米代恭
登場人物のほとんどが頭のネジが何本か外れているのにも関わらず、王道の熱さもある珍しい漫画。共感できない言動の中に共感できる身近さを潜ませるのがうまい。
魔入りました!入間くん / 西修
素直に欲をさらけ出す悪魔たちの魅力。それを全て受け止めて笑顔で返す入間くんの安定感。
推しの子 / 赤坂アカ,横槍メンゴ
原作がしっかり考えられていて説得力がある(もちろん絵も魅力的で、その説得力に一役買っている)。「人が人を変えていく」伝播がどんどん描かれていくが、俳優やアイドルがその役目を果たすことに真実味があるのが推しの子の特徴な気がする。アクタージュ好きだった人でまだ読んでない人ぜひ。
広告会社、男子寮のおかずくん / オトクニ
誠実な漫画。お仕事漫画としても、料理漫画としても、人間関係漫画としても、すごく真摯な姿勢を主要登場人物たちが持っていて、でも人間臭い小さい部分もある。バランス感覚がすばらしい。すでに売れているとは思うが、もっと大きく展開されていいと思う。
カラオケ行こ! / 和山やま
和山やまは作品を発表する度にすごさを何度でも証明していてすごい。
メダリスト / つるまいかだ
ナクヤムパンリエッタ的な勢いのあるギャグ好き。何よりも、登場人物たちの「これに懸ける」という思いが伝わる絵がいい。
その他
映画、本、音楽はアプリとかで記録してるからすぐ思い出せるけど、それ以外は本当に忘れてしまってるな。2021年はできるだけよかったものは全部記録していきたいですね。trickle使っていく所存。
リングフィットアドベンチャー
前半は結構やってた。楽しく運動できてかなりよかったです。なんでやらなくなったのか自分でもわからん。
return of the obra dinn
唯一無二のゲーム体験だった。うす気味悪いけど、真実に少しずつ近づいている気配が楽しくて一気にやったな。
ゴーストオブツシマ
侍としての苦悩と、ゲームでの成長が連動していく体験がとてもよかったです。
ロロ 四角い2つのさみしい窓
演劇。劇中曲聞いて号泣したの忘れられない。
石岡瑛子
死ぬほど高い次元で世界と自分のバランスを保っていた人のかっこよさ。
買ってよかったもの
電子レンジで野菜温めてそのまま調理するのかなり楽でいい。
無印の毛布
敷と掛けで2枚使ってます。冬風がそよぐこの部屋でもなんとか生きていられるのはこの2枚のおかげです。
ドライヤー
離陸くらい風出て頼もしい。
ツイッターとブログ
自分のツイート
2017年から毎年モーメントにまとめてるが、どう考えても最近つまらなくなってる。恥ずかしい。
人のツイート
こっちはちゃんとおもしろい。ツイッターはなんだかんだ楽しいな。
ブログ
90エントリくらい書いてたらしい。ブログを書くと内省が捗る。たくさんブログを書いている時期は、悩んでいて何かしら考えをまとめたい気分になっている時期と言える(しかし、悩みすぎると今度はブログを書く気力が失せてしまうので、絶妙なバランスで悩んでいないといけない)。2021年以降、つまり働きだしたらこのブログがどうなるのか(どうすべきなのか)今ひとつわからないが、メモ帳に書くより数倍張り合いがあるのでぜひ続けたい。
思い出そう2020
就活
もう二度としたくないな〜。結果的に行きたい会社に内定できたわけだけど、完全に運としか思えない。確たる判断基準とか正解とかがあるわけじゃないから、やることはやっている、と思いつつもずっと不安でしんどかったな。蕁麻疹出た時に「おれって就活でこんなにストレス受けてたんだ…」って愕然としたけど、スパイスたっぷりのカレー食べてリングフィットアドベンチャーで汗かいて拭かずに空調に当たってしばらくした後に熱い風呂に入ったらストレスなくても肌に異常出るわな。それにしても、いろんな人に手伝ってもらったな〜。池袋のサイゼリヤで中西に面接練習付き合ってもらったのが一番大切だった気がする。ありがとうございました。来年からちゃんと働くぞ。無理はしないぞ。
激落ち
就活終わったのが6月末で、そこから8月頭?にかけてめちゃくちゃ精神的に落ちてました。8月末だったかもしれない。ブログとかnoteでも書いたけど(就活終わったとて日記(200707)|トロニー|note)、自分の今までの人生は、居場所にしがみついてきた人生だったなと思う。受験に合格しても「ここからが大事だね」とかってよく言うけど、それが本当に苦しかった。がんばったじゃん、っていつも思ってた。もうやめたかった。いい大学に合格して、大学院に進学して、そうやって1つずつクリアしても、なんだかずっと価値を問われ続けているような感覚があった。次から次へと目標を提示されると、失敗し続けている感覚になる。その目標の総仕上げとも言えてしまう就活は、そこから解放されるための手段だとも思って必死こいてやっていたわけだけど、終わったら今度はすぐに単位を取って修論を書かなければいけなかった。この状況が本当にしんどくて、レポートが一個も書けなくなっていた。卒業するにこしたことはないけど、もうこれ以上自分のために頑張ることができなくなっていた。決断を先延ばしにして、逃避のために毎日なにをするわけでもなく過ごしていたけど、それはそれで苦しくて自縄自縛の日々だった。
休学(退学内定)
そんなこんなで決断しないまま日々を過ごしていたのだけど、友人や家族、学校の人などに相談をして、修論を書かないことにした。決断をしたというよりは、決断しないまま進むと性格上修論を書くコースに進むしかなくなり、そうすると今まで以上にボロボロになるのが目に見えている、ということで休養の方向を選ぶことになったのだった。これは学校の相談室の人に誘導されたことなのだけど、まぁ確かにそうだなと思う。休学が決まる直前は本当に何も、些細なことに至るまで決断することができなくて危ない状況だった。自分の中の理想像に幽鬼のように引っ張られて憔悴していた。休学自体を選ぶ決断もできなかったから、誘導してもらって助かったと思う。休学を選んだことで諦めたいくつかのことより、自分の精神とか心とか感受性とか、そういうものを守れて本当によかったと思う。とはいえ、たまに修士論文書いてる人とか修士卒の人を見ると羨ましく思ったりもする。忘れっぽいやつだ。
中トロラジオ
#88まで来た。ポッドキャストを始めるのは本当に簡単だが、続けるのは簡単ではない。中西もぼくも、本当によくやっていると思う。来年から二人ともが社会人になるわけで、その中でどれだけ力を入れられるのか…。2020年は生配信をしたり、イベントをしようとしたり(コロナの影響で配信オンリーに)、リスナーにインタビューをしたり、コーナーをいくつか乱立させたりとしてきたわけですが、いかがだったのでしょうか…?正直再生回数やリスナーの数は微妙というか、自分たちの手の届く範囲にはもう行き渡った感がすごくて、もっと外に向けて売り出していかないと変化はなさそうだな〜と思っている。もちろん再生回数、リスナー数は単なる指標でそれが増えることを目指しているわけではないが、今までと違う場所に行ってみたくはある(身内以外のリスナーが感想をツイートしてたり、リスナー同士がFFになっているのを見るとそれだけですげ〜と思うし、これ以上別に必要ない気もするが)。2021年はできるのにやってないこと(youtubeでの更新やステッカーなどのグッズ制作、noteの更新など)をやったりしていきたい。
激太り
就活終盤(6月半ば)から13キロくらい太った。完全に人生で一番太ってます。でも似合うから問題ないよね。というわけにもいかず、自分のコントロールが上手くできていないから太っているという状況は嫌。2021年からがんばって痩せるぞ。押忍!
おわり
そんな感じです。正直2020年の感触があんまりなくて、カレンダーとかメモアプリとか見ながら「そういえばこんなのもあったな…」って確かめながら書いてました。リアリティが薄い年だったな。長かったような気もするし、短かったような気もする。それは例年の「光陰矢の如し」とは少し違っていて、出来事の統一感がないからそんな気がしてしまうような。2021年がどんな年になるのか、2020年と同様に想像できないでいるけど、自分のペースで堅実に過ごせたらいいなと思います。目線は自分の手と足元に。今年もありがとうございました。来年もよろしくお願いします。おわり。